はりねずみ通信
2018.09.17
出会い
昨日は、パクさんという獣医師と出会った。
1ヶ月ほど前、突然メールが来た。
「はじめまして。私は金井先生の腹腔鏡下胆嚢摘出の発表のことを聞きました。今アメリカにいますが、機会があれば見学に行ってもいいですか?」
メールは日本語。韓国の獣医師とのこと。米国の大学をあちこち見学しているということなので、学生さんだろうか。
「見学は是非どうぞ」
と返事を書いておいた。
一昨日、またメールが来た。
「明日の日本獣医内視鏡外科研究会に行きますが、金井先生はこられますか?」
ちょうど腹腔鏡下胆嚢摘出術の発表をする予定にしていた。
「行きますよ」
と返事した。
そして、昨日。
私の発表がおわり、休憩時間にパクさんは挨拶に来た。
(ちょっと驚いたのは、パクさんが女性だったことである。なんとなく男性であると思っていた)
ほかの仲間といっしょにお昼ご飯を食べに行った。
聞くと、数ヶ月のあいだ米国の大学で実習をして、最近韓国へ帰国したそうである。
私がリスボンで発表した5月。研修先の大学で「胆嚢摘出の76例を発表した日本人がいる」と聞き、あちこち調べて私にメールをくれたとのこと。(英語も日本語も堪能である。優秀な人なのだろう)
そういう出会いもあるのだ。
なんとも果てしないようなストーリーである。その行動力に感嘆する。
また見学に来るという。どうぞどうぞ。
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