はりねずみ通信

2015.12.15

仲良くなりたい

新聞に「猫と仲良くなる方法」という記事があったので、読んでみる。
その新聞記者は、野外で猫を見かけたとき、
「仲良くなりたいなあ」
と思って近づいても、逃げられたり警戒されることが多かったのだそうだ。
そこで、動物に詳しい人に訊いてみると、こんな答えが返ってきた。
「いきなり顔を覗いたりせず、斜(はす)から近づきましょう」
「最初は指の匂いを嗅がせ、警戒心を解きましょう」
「大きな声や音は嫌うので、静かに接しましょう」
確かにその通り。きちんと図示までされている。でも、当たり前すぎないか・・。

そもそも、猫と仲良くなろうと思うのはなぜだろう。

あるとき、海外のニュースをテレビで見ていると、大通りをたくさんの人が行き交っていた。
テレビカメラの片隅に、小さな犬が1匹写っている。その犬は、路地の片隅でじっと人の流れを見ている風情であった。場所としては、誰の目にも見える位置である。
私が関心を持ったのは、犬の傍らを通り過ぎる人たちが、誰も犬に「かまわない」ことだった。
リポーターが記事を読んでいる間、誰ひとりとして犬に声をかけたり近づかない。ちらっと横目で見る人はいたが、ほとんどの人は素通りである。

日本では動物を見ると、なんらかのアクションを取る人が多い。
近づいたり、触ろうとしたり。しゃがんで会話しようとする人もいる。

私自身は、「もしかすると、動物たちは放っておいてもらいたい、と考えているかもしれない」と思い、おおむね自制している。けれど、冒頭に書いた新聞記者のように、近づいてコミュニケーションを取りたい欲求は常にある。

動物と仲良くなりたい国民性、というものは確かに存在するようである。

 

IMG_7528
待合にクリスマスの飾りをしてみました

 

 

 

2件のコメント

  • わたしは、フクちゃんと仲良くなりたいですっ!!(笑)

    クリスマスオーナメント、手作りですね!
    まさかのぉ~、先生の手作りだってりなんかして?
    先生って、器用だから何でもお出来になれそうって思います(#^.^#)

    毎朝トレーニングの折り鶴も難しいですが、このオーナメントも難しそうですね!

    • Hanakoさん、このオーナメントは私の義母の手作りです。
      ぼくは編み物はできません(^^)そのうち・・?

  • こんにちわ。
    神チャレの件ですが、先生を応援させてもらおうと思い、youtubeみたり、最後まで読んだのですが、応援の仕方がわからない(+_+)
    かない先生のyoutubeもみあたらないしで、どうすれぱいいのだろう(>_<)

    • レックスさん、神チャレのホームページにコメント欄があるので、そこからコメントすることで応援になります。
      でも、まだ患者さんでしている方はおられないようですね。もうちょっと待ってもいいかもしれません。
      YouTubeは「折り鶴、金井」で検索してみてください(^^)

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