はりねずみ通信

2016.08.31

PLDD

関東にお住まいのAさんのチワワ14歳(体重1.4kg)は、過去に椎間板ヘルニアの手術歴があり、この春より後躯麻痺の症状が再発したので、春頃より相談を受けていた。

「可能ならMRIの撮像をして送って下さい」
と伝えていたが、担当された施設ではPLDD(経皮的レーザー椎間板除圧術)という治療法について情報不足だったようで、
「手術は不可能だろうから、MRIは必要ないのでは?」
と、検査そのものができなかった、とのこと。

思いあまったAさんは、決心してわざわざこちらまで来院して下さったのだった。

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腰部には多発性に椎間板ヘルニアが認められた(脊髄造影、DSA)

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側面像

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背腹像

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頸部にもヘルニアが認められたため予防的PLDDを行う(側面像)

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背腹像

PLDDは万能の治療法ではないし、このたびの治療も奏功するか経過を見なければならない。
けれど、高齢であっても多発性であっても、治療の選択肢があることは伝えたいと思った。

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