はりねずみ通信

2018.06.28

蜂の襲来

自宅のベランダに、おもちゃの木の家がある。
この中に、アシナガバチが巣を作った。それは少し前から知っていたが、蜂の営みを妨げたくなかったのでそのままにしておいた。

昨日、洗濯物を干そうとベランダに出たとき、私は誤ってこの木の家を倒してしまった。屋根の部分が外れ、蜂の巣が見えた。
蜂たちはパニックになっている。7−8匹が巣の周りを飛び交っていた。

少し様子を見ていると落ち着いたようなので、私はひっくり返っている木の家を元に戻そうとした。
まあ、顛末はおおかた予想できるが、私は蜂に刺された。

驚いたのは、蜂たちの行動である。
私を外敵と見なすやいなや、肌が露出している手先を狙って、数匹が次々と攻撃してくる。
ほんの数秒のあいだに、5−6箇所は指されたと思う。

「襲来」という言葉がぴったりである。
蜂同士が、一致団結して敵を倒そうとしない限り、このような行動はできないはず。
訓練された兵隊のようだった。
そして、その効果は絶大だ。
刺される痛みはそれほどでもない。針先でチクッとする程度。でも、次々襲われると、背筋が凍るような恐怖感、である。

蜂の天敵である、さまざまなほ乳類などは、太古の昔からそうやって攻撃されてきたのだろう。
黄色と黒のシマシマを見ると、もう二度と近づこうとは思わないはず。

私の手の刺し傷は、まったくたいしたことはなかった。
けれど、ああいう恐怖を味わいたくないので、夜暗くなってから長袖シャツを着て、手袋、ほおかむりで木の家を元に戻しておいた。

IMG_8381
蜂たちにとってはまさに晴天の霹靂

4件のコメント

  • 先生おはようございます。
    は、蜂に刺されたって、お加減大丈夫ですか???
    それでも蜂の巣はそのまま戻してあげたのですか?
    すごい、先生ってファーブル先生みたいですね・・・^^;

    先日の針生検の際、先生の手元をずーっと見ていました、ほんの数ミリの動きとか、繊細で緻密な動きでした。
    スズメバチじゃなくてよかったです・・・^^;お大事になさってください。

    瀬戸大橋の写真で、あ、先生の車赤いんだ~って、なんだかうれしかったです。
    私の車も赤なので・・

    ニャンコはまだ里親募集中なのですか?
    このまえ地元の病院の待合にいましたら、「猫が飼いたいんですけど、今いませんか?」って聞きに来ている人がいました。
    よくあるんですか?って聞いたら、時々そういう人が来るそうです。
    出会いってほんとタイミングなんですねえ・・・

    さすがに千葉県なので難しいですが・・・よい里親さんが迎えに来てくれることを祈っています。

    • usagi158さん、蜂に強いみたいで、全然腫れなくて大丈夫でしたよ。
      痛かったですが、彼らの生きるための知恵に触れた気がしました。
      子猫はまだ募集中です。もしそういう話がありましたら、お教えいただけるとうれしいです。

  • 先生こんばんは!
    今日は有り難うございました。
    今朝はりねずみ通信を読んでたので
    「大丈夫ですか?」と聞こうかなとも思ったのですが・・
    笑ったら失礼だし(笑)大丈夫そうでしたね。

    この間ハランちゃんのママさんに猫の二段ゲージを
    頂いたので、先日猫の譲渡会に寄付しに行って来ました。
    今、子猫ラッシュです。
    不幸な子猫が生まれない様に不妊手術をするのも個人では限界があります。
    不妊手術の一部を姫路市が助成してくれる制度がありますよね。。
    本当に一匹でも不幸な猫が減る事を願っています。。

    • きなこさん、聞いてくださってよかったですよ(^^)
      いま子猫が生まれる時期ですね。よい出会いがあるようにと祈ります。

  • 先生、昨日はありがとうございました。
    健康診断していただいて ほんとに良かったです。
    このまま知らずにグッドの心臓がどんどん悪くなってたら、気づいてやれなかったら…と思うとかわいそうですもんね。
    これからも定期的にお願いします。

    動物ってすごいですね、グッドも13歳過ぎて、目もあまり見えなくなって、出来にくいこともでてきたりしてるけど いじけたり絶望したりせず懸命に生きてる。みならわなくっちゃ(^o^)

    • グッドママさん、すぐに問題が起こる状態ではないので、あまり心配しないでくださいね(^^)
      懸命に生きている様子を見習いたいですよね!

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