はりねずみ通信

2017.01.09

夢をかなえる方法

年末に実家に帰ったとき、母がこう言った。
「いつもロングブレスやってるそうだけど、どうやるの?」
私は最初から順番に教えようと思い、
「まず、こうやって息を吸って・・」
と言い始めると、よく聞きもせず、まねしてみようとする。
息を吸って、吐く。・・1回だけ。
そのとき、ほっぺたを膨らませながらやっている様子を見て、私はフグを連想した。
そういえば去年も聞かれて教えたけど、母はちゃんとやろうとしなかった。そのときも、フグを連想したのを思い出す。

このように、行えばよいと思われることが実行されないのには、理由がある。
本気ではないから、である。
「ああ、いいな、やってみたいな」
とか、
「いつか将来、世界一周旅行したいな」
と、「なんとなく」思うことはだれでもある。でも、実際に行う人と、考えているだけの人がいるのは、本気度の違いといえる。
多くの場合、「(だけど・・)」と保留する。
時間がない、自分にはできそうにない、聞いたけどちゃんと教えてもらえなかった(と母が思っているかどうか)、運が向いていない・・など、人間は言い訳には事欠かない。

以前、ある先生に「どうして関節鏡をされないのですか?」と質問したとき、こんな答えが返ってきた。
「やりたいと思ってるのですが、手術室の床が濡れるのが嫌いで」
たしかに還流液を使うので、そういうこともあり得るが、簡単に対策は可能である。
不思議なことをいわれるなあ、と思ったが、ご本人は真面目に答えられていた。本当にそう思っておられるようなのだ。

自分にもそういう面は多々あるので、いろいろ考えた。
やる・やらないの違いは、どこから来るのか。

・行うことを習慣にする
・社会的に意味のあることと信じ、応援する人を見つける
・勇気を持つ
ここまでは、先週書いた。追加がある。

・情報を入れすぎない(言い訳の材料になるから)
・逃げ道を作らない
・ばかになる
賢すぎる人ほど、いろいろな言い訳を思いつく。
いっそバカになるほうが、よい(のでは?)

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たまりば

 

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