はりねずみ通信

2017.05.11

一緒がいい

うちで飼っている黒猫のチョコは、何かというとベランダに出たがる。
そんなに出たがるので、時間があれば天気のいい昼間には一緒に出てやる。なにをするかというと、ころんころん寝転がったり、鉢植えに生えた野草をかじったりするくらい。

雨の日でも夜でも私がその付近に近づくと鳴くので、試しにドアを開けてみると、出るのを躊躇している。
そういうときは出たくないのだ。なら、なぜ鳴くの?・・たぶん「ベランダに出る!」という楽しさが脳にすり込まれていて、条件反射になっているのだ。
たいしてコーヒーが飲みたくないのに、食後になると飲んでしまう、「あれ」である(ありませんか?)。

こちらも忙しいことがあって、いつも一緒にベランダに出てやれない。
だから「一人で出れば?」と出してやることがある。
最初は喜んで飛び出すが、ドア越しに見ていると、ものの数分でものすごく不安そうな表情になる。一人で外に出るのは怖いようだ。しかたなく一緒に出てやると、安心して遊びはじめる。

人間でも、楽しいことをするときは誰かと一緒の方がいい。
面白いことを体験しても、シェアする人がいなければ、なんとなくつまらないものだ。
そういった感覚は、ほかの哺乳動物でも持っているのである。
また、動物と人間で共有できる感性であることも理解できる。

人間と一緒に居るときに動物が安心する。動物と一緒に居ると人間が幸せを感じる・・。
異種動物同士がこういう感情をもつことは、きっと宇宙人には理解できないだろうな。

 

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