はりねずみ通信

言語と日本

下手なりにも外国語で話そうとすると、気づくことが多い。
日本という国が、いかに均質化しているかを実感するのである。

多くの国では、人種や文化の多様性がある。宗教も違えば、食べ物も違う。そういう中で暮らしていると、みずからを常に何らかのかたちで表現しなければならない。だから、いろいろな国の人と話すと(話しているとは言えないほどレベルは低いが)、彼らが自分自身をを言葉で定義しようと意識しているのを感じる。

自分の経験や、それに対し感じたことや、あるできごとに関する意見など、きちんと言葉にできる人が多い。
相手に対する好奇心や、他者を知ろうとする意思も強く感じる。

翻って私はというと、普段のできごとや、感じることをきちんと言葉にしてこなかったフシがある。
日本の中で暮らしていると、以心伝心で伝わることが多い。
たとえば、動物病院で動物の治療をしているというと、日本人同士ではなんとなくイメージができるだろう。
そういうことを、いちいち言葉に出さなくても「ああ、そういうことね」と容易に同意が得られるのが島国の利点でもあり、欠点でもある。
国によっては、動物をペットとして飼うことそのものが、習慣としてないところもある。

日本人は外国語習得が苦手である、といわれるが、その秘密はここにあると思う。
言語化しなくても過ごせるので、言葉を作る脳の一部が眠っているのだ。

つまり、必要なのは脳トレ、である。


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ひるさがり

 

 

 

 

「言語と日本」への3件のフィードバック

  1. こんにちは(*^^*)
    長いことオーストラリアに暮らしてた友人がいてるのですが、ずーーっと日本で暮らしている私には、質問の多さや言葉の多さに驚くことも。
    でも、「わかりたい」「わかってほしい」からだと、しっかり伝わってくるので、ちゃんと答えなきゃって真剣になります。
    行間を読むとか、言外の意味を察するとか、実はかなり面倒なのかも。
    対人スキルがどうこうとか、小難しいことではなく、相手に興味を持って接していきたいです。
    脳トレしなきゃ(^^;)

    1. コバシさん、そうですよね。相手に対する好奇心が一番大切だと思います。話さなくてもわかり合える、というのは特別なことだと思うんです。

  2. 少し前に流行った、ホワァイ、ジャパニーズピーポー?を思い出しました(^^;
    言わずもがな。みなまで言うな、とか。
    なのに他国語は直訳してしまう始末です。
    一つの事や物を表す言葉が多種多様に有りすぎて便利で過保護なんでしょうね。
    学校で学んだ英語もドイツ語も すっかり無かった事に(^^;
    脳トレですね(^^)

    はりねずみ体操を始めました。四股まではいってませんが(^^ゞ 先生の見本のDVD欲しいです(>_<)

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