はりねずみ通信

2017.09.20

未来を提供する

先日、JBVPで講演された米国獣医腫瘍学の専門医カーナ先生や、iPS細胞の研究で知られる京都大学の山中先生、先日105歳で亡くなった医師の日野原先生。これらの方たちの働きを見ると「希望」という単語が頭に浮かぶ。
医学や科学を進めることで未来を作ろう、という意思が感じられる。

日野原先生は、あるインタビューでこんなことを言われていた。
寝たきりの青年がいる。
(日野原先生も若い頃、結核で寝たきりになり8ヶ月間もトイレに行けなかったそうだ)
「ぼくも同じ体験をしたから気持ちはよくわかる。何か好きな本を読みたまえよ。今度1週間後回診するから、そのときに読んだものを教えてくれない?それ、ぼくも読みたい」
それで肩をぐっと押して、
「じゃ、また来週来るよ」
というと、その青年は来週が待ち遠しい。

「ぼくは、病む人に、未来を提供する。1週間先には先生がまた入ってきて励ましてくれるんだなあ、というふうな未来を、私は行動や言葉で残すように努力している」
(ほぼ日刊糸井新聞より引用)

ソウイウモノニワタシハナリタイ

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とおりみち

 

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