はりねずみ通信

情熱

私が腹腔鏡外科をはじめたのは、10年ほど前である。
今はいろいろな人に技術を伝えなければならない立場なのだが、自分自身にも課題が多い。しかし、そうであっても、今私が持っているものをきちんと伝えていかなければならないと思っている。

これからこの手技を行おうと思っている若手の獣医師と話をすると、「どんなことでも吸収しよう」と目が輝いている。
そういう人に何かを伝えることに、間違いがあってはいけない。
なぜなら、彼らにとってはじめて接することがスタンダードになってしまうからである。

そういう意味で、責任重大だなあ、とちょっと思う。
でも、情熱だけは伝えられるのでは、とも考えている。

私がこの手術法にのめり込んだのは、一番最初に指導を受けた日本大学の医師、山形基夫先生の影響がかなり大きい。
山形先生のオープンな人柄、この手術が画像を介してだれもが学べるものであること、多くの人が情報を共有して日々発展を続けられる技術であること・・。それらが一体化して「開かれた医療」のイメージが私の中にすとんと落ちた。

その最初の気持ちは、いまでも全く変わらない。
いまもいろいろな研究会で多くの獣医医師と接する機会があるが、芯の部分は同じである。

孵ったばかりのヒナが見たものを親だと思うような感覚、であろう。

責任は重いが、そういった情熱を少しでも伝えられたら、と思う。



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台湾でからすみを買ってきた。チーズおろしで目玉焼きにかけるとたいへんおいしい。



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ベランダに植樹した。からっぽの植木鉢に入るチョコ。

 

 

「情熱」への4件のフィードバック

  1. 免疫の病気でお世話になってます”ふう”です。
    いつも優しく診察していただき、丁寧な説明で、いつも安心しています。
    とても忙しそうに飛び回ってらっしゃる様子をはりぬずみ通信で楽しく拝読させてもらってます。
    今のところ手術は必要なさそうですが、もしもの時の事を考えると先生の存在は心強い限りです。これからも宜しくお願いします。

    1. ふうさん、コメントありがとうございます。
      ふうちゃんは安定していて、よかったと思ってます。ずっと元気に過ごせるよう、できるだけしたいと思います(^^)

  2. こんばんは(*^^*)
    『動物の身体にできるだけ負担の少ない治療を』
    先生のこの理念に救われた経験のある飼主さんはとても多いと思います。
    それは内視鏡や外科手術だけではなく、体調を崩してしまった時、それが休日だったり、夜間であったとしても、出来る限り診察してくださったり、折り返しのご連絡をくださって、安心感を与えてくださる姿勢に、だと思います。
    ただの下痢でも、動物に負担の少ないよう「今、治療が必要かどうか」をご判断くださいます。
    飼主にとってこれに勝る安心感はありません。
    林先生にまたご無理を言ってお世話になりました。
    お忙しい中でも、ノームにとって『どうすれば楽なのか』を第一に考えてくださいました。
    『情熱』を持って。
    とても心強かったですし、感謝の気持ちでいっぱいです。
    いつも本当にありがとうございます!

    1. コバシさん、私がなかなか対応できないので、林に頼むことが多いですが、またどんなことでも相談してくださいね(^^)

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