はりねずみ通信

2017.12.06

恥ずかしさ、ということ

11月に行った内覧会には、小学1年生の参加もあった。
大人に中に混じって参加するのは、やっぱり恥ずかしいのだろう。腹腔鏡のボックス練習や折り紙を体験してもらおうと思ったが、物怖じしてできなかった。

大人からしてみれば「たいしたことがない」と思われることでも、子供にとっては恥ずかしい。
私も子供の頃そうだった。
父親の会社でハイキングがあり、山を登った。途中父とはぐれてしまった。
探していると遠くの方に父が歩いているのを見つけ、走っていって手をつないだ。すると、手をつないだ人は知らない人だった。
私が今でも覚えているのは、それがとても恥ずかしかったからである。
その人は優しく笑っていた。大人からすれば、子供がそんなことをしたって気にするはずもない。

子供はいろいろな経験値が低いので、「成長していないもの」「未熟なもの」と見なされがちである。
けれど、繊細な感情は大人以上に持っている。
逆に大人は、そういった感情を社会化によって鈍くしている生き物なのだ。

原始的な心の動きをソフィスティケートして、小さなことに動じず、恥ずかしさを克服し、堂々と振る舞うように教育されている者。それが大人である。

まあ、それはそれでいいが、大人ばかりではおもしろくない。
子供を観察して、素の感情を思い出すのもよい。

内覧会に参加した小学生は、あとから聞くと「とても楽しかった」と言っていた、とのこと。
私があげた折り鶴は、机の上に飾っているそうである。

動物が大好きなので、将来は獣医師になりたいのだそうだ。
私が獣医になろうと思ったのは小学3年生なので、負けた!

IMG_7383
かしこそう

 

1件のコメント

  • (^^;)
    >原始的な心の動きをソフィスティケートして
    ・・・できてないかも…
    >小さなことに動じず
    ・・・動じまくり…
    >恥ずかしさを克服し
    これは大丈夫ですね。
    恥も外聞もない…(≧∇≦)
    >堂々と振る舞うように
    これも大丈夫。
    根拠のない自信に満ち溢れてます。
    ・・・、、あれ、、私ダメかも…(乂-д-)ダメダメ 笑
    内覧会、お世話になりました!
    可愛かったですね、小学生の女の子(*^^*)
    将来が楽しみですね!

    • コバシさん、小さな子供が大人になったとき、動物にも人にももっとよい社会であるようがんばりたいですよね。

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