はりねずみ通信

品について

中国の若手起業家が、無農薬の米作りに取り組んでいる様子をテレビで見た(たしかNHK)。
地元農家に協力を求めても、なかなか賛同は得られない。農薬を使わないと、雑草は生えるし、苗を食べるタニシが増える。それを手入れするのに人手がかかる。米づくりのコストが膨らんで、採算にあわないから、だれもやりたがらないのである。

まだ30台のその起業家は、農薬を使わないメリットを丁寧に説明し、少しずつ賛同者を増やしていく。
実際に行ってみると、今まで田に入ると手や足が農薬で荒れていたのがなくなる、土は元気になり収穫量が増える、などの利点が認知されるようになる。協力する農家は増えていった。
コストの問題は、まだ課題だそうだ。米は通常の5倍の価格になってしまうのである。
それでも、無農薬を求める人も増えていて、だんだん軌道に乗ってきたとのこと。

偉そうに振る舞うことなく、地元の農家の人に丁寧に説明をしている起業家を見て、
「中国の若い人もなかなかやるなあ」
と感心していると、この番組のコメンテーターがこんなことを言う。
「中国の富裕層であれば、5倍の価格でも買うかもしれませんね」
ほかのアナウンサーもいろいろコメントしていたが、この青年の「私は多くの人に体によい米を食べてもらいたいとシンプルに考えているだけです」という純粋な想いに触れる言葉は、ほとんどなかった。

ニュースが「親しみやすさ」を前面に出すようになり、ざっくばらんな発言がおおくなったなあ、というのが最近の感想。
本音でしゃべるのはよいことである。でも、品がないとがっかりする。


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かいだんしたでたむろする

 

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