はりねずみ通信

低侵襲治療とは

抗がん剤治療や、さまざまな外科手術により、将来起こるはずの悪い結果を回避できるとする。
合理的に考えれば、その治療を受けるべきであろう。
なぜなら、医学的にはそれが「正しい」からである。

このように、医療を施す側は、現在医療で認められている手法を正しく行おうとする。
複数の治療法があれば、もっとも成績のよい治療法を勧める。
そうしなければならないプレッシャーもある。
(成績の悪い古い治療を行うと、悪い獣医師と言われかねない!)

一方、医療を受ける側の飼い主さんは、そういった正しさとは別に、「動物を苦しめたくない」という気持ちで治療を受けることが多い。

双方の意見が合うときはいいが、合わないときもある。
「結果はいいのはわかるが、そんな苦痛を与えるような治療は受けたくない」
そう言われることも多い。

その隔たりは、文化によっても違うだろう。
日本はとくに、動物の体になんらかの負担をかける治療を望まない人が多いように思う。
避妊や去勢の実施率が、欧米と日本で大きな差があるのことはよく知られている。

学会や学術雑誌では、グローバル・スタンダードな治療法がきらびやかに紹介される。
そういうものに憧れる面もあるが、実際の臨床現場では「正しさを主張すると嫌われる」ようなところもある。
飼い主さんの切実な声を毎日聴いていると、その気持ちに寄り添いたいと思う。

私が低侵襲治療に懸命に取り組んでいるのは、普通の臨床獣医師として必要に迫られてのことである。


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めいそう

 

 

「低侵襲治療とは」への4件のフィードバック

  1. 金井先生こんばんは☆
    昨日はレイアのパテラ手術をしていただきありがとうございました。

    お陰様で
    初カラーにビビりながらも(笑)
    食欲もあり、元気にしております。
    心からお礼申し上げます。

    痛がる様子も無く走り回っていたので
    初期に見つかってよかった〜!!
    なんて軽い気持ちでおりましたが
    術後に見せていただいた動画や画像には
    骨の損傷や周囲の炎症が…
    正直驚きました。痛かったはずですね。
    動物は話すことができない。
    飼い主がしっかりしないとダメだなって
    痛感しました。

    以前
    腹腔鏡での避妊手術をしていただき
    今回は関節鏡を用いてのパテラ手術
    どちらも
    安心してお願いさせていただきました。

    動物への低侵襲治療に
    熱心に取り組んでおられる
    素晴らしい先生がいて下さって
    本当に心強いです!!
    これからも
    何卒よろしくお願い申し上げます。

    最後になりましたが
    お忙しい時もテキパキ笑顔の小原さん♪
    はじめ
    スタッフの皆さまにも感謝しております。ありがとうございます!!
    お礼まで♪

    1. シャコンヌさん、コメントありがとうございます。
      手術を受けるには勇気がいるので、よく決意されたと思います。小型犬の膝蓋骨脱臼は、みかけ普通に歩いているように見えますが、膝の内部は想像以上に悪い状態になっています。
      手術をしてよかったと思いますよ。
      先日他施設の獣医の先生が当院の受付を見て、一人で受付をやっているのが信じられないと言われていました。
      小原は5人力(りき)、なんです(^^)

      1. 金井先生、おはようございます。
        お忙しい中
        コメント返信ありがとうございます。

        手術を受ける勇気、決意
        そんなたいそうなものではなく
        ただレイアの将来を考えただけ。
        金井先生に手術していただけるので
        感謝の気持ちしかありません(*☻-☻*)
        本当にありがとうございます!!

        小原さんは〜〜〜5人力♪
        ですねっ(b>∀<)b

        1. シャコンヌさん、将来を考えて行動するのは、勇気以外の何ものでもありません(^^)
          これからも信頼に応えられるよう、頑張っていきたいと思います。

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