はりねずみ通信

不滅の法灯

週末、獣医師会の旅行で京都の鞍馬温泉に行き、昨日は比叡山延暦寺まで足を伸ばした。

延暦寺で、和尚さんの講話を聞いた。
延暦寺には1200年もの間、一度も火を絶やしたことのない「不滅の法灯」というものがある。
和尚さんによれば、これを維持するのは大変なようだが、実際の方法はきわめてシンプルなのだとか。
芯を交換し、菜種油をつぎ足す。周りのすすを払う。
ただ、これだけなのだ。
誰かが四六時中、火の番をしているわけではない。
「非常に簡単なことでも、毎日毎日丁寧に続けることが大切です」
と言われていた。それは、人間の営みのどんなことにもつながる、とのこと。

私が感じたのは、これは生物が命をつなぐことと似ている、ということ。
どんな生き物(細菌や植物から、動物、人間も)も、先祖代々命を継承している。
犬や猫たちも、言わば「万世一系」なのである。
どこかで途絶えたなら、今はないはず。
ところが、ずっと連綿とつながっている命のリレーを、普段はそんなに意識しているわけではない。
きわめて自然につながってゆく。それは受動的ですらある。

不滅の法灯も、絶対に火を絶やさないように、24時間交代で小僧を座らせ見張ることもできたはずだが(現代だったら監視カメラや警備会社の出番)、そうはしなかった。
自然に、ずっと続いていくこと。
それが生命の連鎖を想像させる。

薄暗い寺の中から外へ出ると、新緑がまぶしかった。

ところで・・。
油断大敵の「油断」って、不滅の法灯が由来ってしってました?

(写真は宿泊した場所の近くにある宝ヶ池と、延暦寺の境内)

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