はりねずみ通信

2016.05.07

キンドル体験

長年ひとつところに暮らしていると、ものが増える。
人生の後半でこのままもち続けても、最後はゴミになるだけだろうから、身の回りのものは減らしていこうと思う。
連休中に断捨離しよ、と思っていたが庭仕事でできなかった。この週末は本などを整理しよう。

「スーツケース起業家」(ナタリー・シッソン著、三五館)という本を読むと、人間は体一つで生きていけることがわかる。スマートフォンとアイディアがあれば、世界中を旅しながら十分に稼ぎ、自由な生活を送れる、という内容。オフィスも、上司も、部下も要らない。スーツケースに入るものだけで暮らせるのである。

そこまではいかないとしても、身軽になる工夫は必要である。ものを持たないことで、からだも精神も軽くなる。

思い立って、キンドルを買った。ひとつモノが増えたわけだが、本をダウンロードして読める。
読み終わった本をどうするか、考えなくてもよくなる。それだけで気持ちが軽くなった。
大切な本は本棚にしまっておくといいけど、どちらでもいいような中途半端なものは、私は捨てられなかった。「また読むかもしれない」という貧乏性である。でも2−3年以上本棚に眠っている本は、たぶん一生読まない、と思う。

読書は装丁や手触りも含めた体験である。そういう人は、キンドルなんて、と言うだろう。
でも、実際使ってみると、意外や快適である。大きさや重さもいい。
そして、なにより、字の大きさを変えられるのがよい。

私は軽い老眼があるので、文庫本の字は普段の眼鏡では読みにくい。いちいち老眼鏡にかけ直すのがメンドウなので、小さい文字を読むときに障壁があった。
キンドルでは、それが解消できる。見えにくければ、本の字を大きくすればいいのである。

人間が環境に適応するのではなく、環境が人間に適応する。
これは人類にとって大きな飛躍ではないか(おおげさ)。

出かけるときの荷物も少なくなり、ものも減らせる。
変な禁欲主義で文明の利器に頼らないのはもったいない。

こういうものは使っていこう、と思った。

IMG_8190
しあわせとは

 

2件のコメント

  • 昨日 早速新しい待合を使わせて頂きました。
    新しい臭いがするので ずっと鼻をクンクンしたりキョロキョロしたり(笑)
    昨日は 寒かったので暖房のスイッチを捜したのですが 見当たりませんでした。 
    一緒に待っていた方が車から膝かけを持って来て下さいました。
    有難うございました。
    待合って 知らない方やワンちゃん ネコちゃんと知り合いになったり 素敵な場所ですね!
    先生 素敵な待合 有難うございま~す♪♪

    • がくさん、新しい待合の感想、ありがとうございました!
      室温に関しては、使われる方の感じ方が違うことがあると思ったので、当院のスタッフが管理するようにしています。
      寒かったり、暑かったりしたら声をかけて下さいね。
      ゆっくり待っていただき、いろいろな方同士でコミュニケーションをとっていただけるとうれしいです(^^)

  • 先生、明日月曜日、朝預けて、ポテトの歯削りの予約をお願いしておりますが、食べるのに少しは時間がかかりますが、食べてくれて、元気でいます。でも念のため
    連れては行こうと思ってるのですが、どうでしょうか?しなかった場合は、また急に食べなくなる事が、過去のポテトの状態から考えるとあるので気にもなりますし。きちんと麻酔をし、全体の歯の状態を診てもらう方が、いいのでしょうか。

    • ポテトチップマミーさん、調子がよいなら経過を見てもいいと思いますよ。
      食欲等に変化があれば、また教えてくださいね。

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