はりねずみ通信

エネルギーが尽きるまで

私の祖母は、料理が得意で母によく教えたそうだ。戦時中、物資が少ないときにもいろいろ工夫して食事を作っていた話などを、正月に母から聞いた。
その祖母が、80歳になったとき、家事を一切やめてしまったそうである。
「高齢になり、きちんとできなくなった。中途半端になるのだったらやめる」
そう祖母は言った。毅然としたところが、祖母らしかった、と母はいう。

情熱や熱心さなどは、体のうちから発するエネルギーの量で決まる。それはある年齢に達すると失われるものかもしれない。それは、ひとによりそれぞれであろう。

私の場合は、いまはエネルギーに溢れている。年明けから相当量の診察と手術をしたが、毎日元気に起きてこれを書いている。

「医療の結果はいつも敗北です。なぜなら、生物はいつかは死ぬのですから」
と医師の日野原さんは、言っている。
治療はいつもうまくいくとは限らず、病気を治す喜びももちろんあるが、治らない苦しみといつも隣り合わせだ。だから、そういう苦しみが耐えられなくなったとき、自分のエネルギーがそれを乗り越えられなくなったときが、この仕事をやめるときなのかもしれない。そのときは、祖母のように潔くしたい。

ただ、単純な私は、
「だったら、エネルギーを高めればいい」
と考え、これから年々、どうエネルギーを高めていこうか考えている。
そんなのむり?

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おしりをあたためる

 

 

「エネルギーが尽きるまで」への5件のフィードバック

  1. ココが今朝逝きました。
    土曜日にシャンプーに行ったばかりで、3月に健康診断をお願いしたばかりなのに・・・・昨日の夕方位から息がおかしのと、動くのもつらそうでした。今朝先生に診ていただこうと準備していたのですが、間に合いませんでした。8時15分頃に息が止まりました。
    今もお気に入りのクッションの上で横になっています。まるで眠っているようです。
    高年齢なので近いかなとは心のどこかで思ってはいましたが、こんなに早いとは思っても居なかったので気持ちの整理が出来ない状態です。
    先生には沢山お世話になりました。ありがとうございました。
    13年と10か月家族と過ごしてありがとう。ココ、大好きです。

    1. ルイさん、ココちゃん天国に行ってしまったのですね。
      さみしいですね。

      こんな時どんなふうに声をかけて良いのやら、言葉が見つかりませんが、
      13年と10か月の日々を懐かしく思い出してあげてください。

      元気出してくださいね。

    2. ルイさん、とても驚きました。ぼくもココちゃんが好きでしたよ。どうか気を落とされないようにしていただきたいと思います。

  2. 101歳の日野原医師に続き、金井先生も、100歳まで現役で、動物達を救って下さいね!
    先生が過去ログに書いていたと思いますが、10年手帳は、凄いですね。。
    「神との誓約」と、日野原医師は、書かれていましたね。
    私も、今年は、ある資格を取る為に、頑張ろうと思っています。。
    ・・しかし・・物覚えが悪いです・・(^^;;

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