飼い主様の手記詳細
当院に寄せられた飼い主様の手記をご紹介します。
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乳び胸手術を受けて(フレアのママ様)
乳び胸で低侵襲治療を受けた感想
フレア(トイプードル メス 3歳 体重約4.5キロ)
【症状】
昨年8月頃、日毎に呼吸が荒くなり、食欲も無くなってきたので、近くの病院を受診。
乳び胸で胸水が溜まっており、肺を圧迫するため呼吸が苦しくなるとのこと。胸水を抜き様子を見るため即入院。(3日間)その後、何回か入退院を繰り返し、横隔膜ヘルニアも発症しているかもしれないとのことで、手術の決断を迫られます。
【かない動物病院を訪れた経緯】
その病院で、体が弱っているうえに開腹・開胸手術は相当なダメージ。、体が小さいので開胸しても乳びが漏れている箇所は多分みつからないでしょう、生死の確率は50%、でも手術しか助かる方法がないので、4日後にしましょうと言われました。
見つからない確率の方が高いのに手術を受ける意味があるのかものすごく悩みました。そして、直感的にこの手術を受けたら、多分暖かいフレアを抱っこできないような気がして待ったをかけました。
ほかの方法はないか、それから必死になってネットで乳び胸治療について調べました。そしたら、はりねずみ通信で「特発性乳び胸」のブログを見つけ、そこには開腹・開胸はしないで胸腔鏡を使っての手術。動物への負担が少なく、傷も3から4か所作るだけ。
何より「2件の乳び胸の犬を完全治癒に導くことができた」との先生の力強いお言葉が書いてあり、最後の望みを託すつもりですぐにかない動物病院を受診しました。
【手術を受けて】
もちろんこの手術を受けて本当に良かったです。
手術が終わった日にお見舞いに行ったら、なんと立って飼い主の私たちにしっぽふりふり、きゃいーんと嬉しそうな淋しそうな声で泣くではありませんか!私は意識朦朧で横たわっているイメージがあったので、びっくりしました。
現に前の病院で乳びを抜いたあとにお見舞いに行ったとき、
元気がなく飼い主を認識してくれなっかたので、余計にびっくりです。ごはんもしっかり食べたそうです。
胸やお腹を切っていたら、おそらくこういう状況にはならなかったでしょうね。これが低侵襲治療というものなんですね・・・その後、乳びが完全に止まるまで3週間ほど入院しました。
【現在】
乳びは完全に止まったわけではなく、再発したり止まったりの繰り返しで現在に至っています。
手術してから2週間に一度の診察で乳びのたまり具合をみています。少し前に300CCほど抜いたときは、少しショックでしたが、かない先生が大丈夫という安心感を与えてくださいます。ここ最近は乳びがたまるペースが少し遅くなり、フレアも元気です。とりあえずの目標は、1か月に1度の受診です。
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