関節鏡手術とは、細いカメラや器具を関節内に挿入して行う手術です。
ほぼ組織を傷めずに済み、早期にリハビリを始めることができ、元の状態に復帰することが可能です。
腹腔鏡手術の術例
- 特 徴
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- 小型犬に多い(チワワ、トイプードル、ヨークシャテリア、マルチーズなど)
- 初期には症状がでないが、高齢になってから軟骨や靱帯が痛んでくることがある
- 脱臼状態を放置すると関節に負担がかかるため、約20%の犬で、
膝の靱帯(前十字靱帯)が断裂する
脱臼による膝の負担のメカニズム

グレード分類


膝の内部に重度の滑膜炎があり、大腿骨にも、膝の皿の骨にも軟骨損傷がみられる
(8歳まで治療しなかったポメラニアン)

膝の靱帯(前十字靱帯)が切れてしまったケース
(半月板の損傷はなし)
治療の手順
- 1関節鏡検査で関節内の異常を調べる
- 2膝の溝を深くする手術をする(ブロック後退法)
- 3必要に応じ、脛骨粗面移植をする(靱帯の付着部を移動させる)